修復前↓
修理後↓
納めた時の写真です。
とても喜んで頂きました。
- 仕上げ方法 | 焼き仕上げ(赤茶)
- 金具 | 修理
- サイズ | 95x42x161
〒131-0043 東京都墨田区立花5-9-5テクネットすみだ4F
かなり傷みが激しく細かい傷などは無数にありました。
傷を完全に直してしまうと綺麗になり過ぎてしまい
味わいが無くなってしまう可能性があります。
引き出しの出し入れ、扉の開閉
桐たんすとしての気密性などは完全に修復し、
表面の風合いは古いイメージを残した修復を行いました。
修復後↓
金具も錆を落とし、焼き付け塗装を行っています。
納めた時の写真です↓
とても喜んで頂きました
お客様の声↓
修理前↓
修理後↓
お家を建て替える期間、約半年ほどお預かり致しました。
お部屋の雰囲気にも合っています。
お客様の声↓
仕上げの色を大変気に入って頂きました。 ありがとうございました。
修理前↓
修理後↓
納めた時の写真です↓
お客様のお宅はとてもモダンなお部屋です。
大型テレビを設置すると、高さ、雰囲気がベストマッチでした。
この桐たんすは、お母様が使っていたもだそうです
それを娘さん夫婦が、使うにあたってテレビボードに改造しました。
お客様の声です↓
作業途中のたんすです↓
補強のために天板を取り付けています。
台輪も新しいものに作り直しました。
修理前↓
修理後↓
引出の中にカビが生えています↓
薬品処理でカビを除去しました↓
お客様の声です↓
こちらこそありがとうございました。
内地の引き締まったよく木目の通ったとても良い材料でした。
お父様の愛情を感じることが出来るたんすでした。
修理前 ↓
修理後 ↓
一つのたんすを横並びに置けるチェストに改造しました。
高さを合わせてあります。
三ッ重ねの一番上の部分ライティングビューローに改造しました。
取手は木製(クルミ)です
納めたときの写真です
お客様の声です ↑
打ち合わせに使用した制作図面です ↑
亡くなられたお母様の使われていた桐たんすだそうです。
何回も図面等で打ち合わせを行いご納得頂けるものになったと思います。
お母様の大切にしていた桐たんすを、ご自身のライフスタイルに合わせて修復をして
これからも使い続けたいと言うお気持ちに少しでもお役にたてたことをうれしく思います。
詳しい作業工程はこちらのブログに記載してあります。
修理前↓ 修理後↓
K様からお預かりした民芸箪笥です。
今回は、なるべ く雰囲気を変えずに直して欲しいとのご依頼です。
お引き取り前の写真です↑
納めたときの写真です↓
お客様の声↓
こちらこそありがとうございました
詳しい制作工程です
修理前の写真と修理後を写真で比べますとあまり変わってい無いように見えますが
今回はあえて変わらない様に修理をしました。
、
雰囲気を変えずに修理を行うのは大きく分けて2通りあります。
、
1,表面は削らずに汚れをよく落としオイルやウレタンで仕上げる方法
2,表面を完全に削り、修理前の雰囲気に着色してオイルやウレタンで仕上げる方法
、
通常は1,の方法を選択します。今回も1,の方法で修理を行う予定で作業を進めて
いたのですが、思った以上に痛みが激しいため途中で2,の方法に切り替えました。
、
この箪笥は約70年前から80年前に制作されたものです。
痛みが激しい理由は、複数の素材が使用されていた為だと思います。
引き出しは桐で出来ていますが、本体が桐、杉、ケヤキ、黒柿が使われていました。
おそらくそれぞれの材の収縮率が異なるために歪みが出たのだと思います。
約一世紀前に作られたものです。傷んでいて当然です。
ばらせる所はばらばらにしてから組み直します。
背中の板、引き出しの底板は割れが入っているので
一度ばらしてから、板の状態で直してから組み直します。
クランプでしっかりと固定します
表面材に黒柿が使われています。
黒柿はとてもきれいな模様が入っています。
今では良材はほとんど無く、希少価値があります。
一度剥がしてから、張り直しました。
全て削った状態です いわゆるスッピンです
オイルを塗って仕上げていきます↑
この箪笥は金具がすばらしいものでした
もちろん金具の修理も行います
黒で塗装してしまうのは簡単できれいになりますが
きれいに成り過ぎてしまう為、味が無くなってしまいます。
そこでいかにも錆が出ているように塗装をします。
まずはサンドブラストで古い塗装を全て落とし
特別に作ってもらった錆色の塗料を塗ります。
焼き付け後 黒の塗料を塗って焼き付けます
こんな感じです
黒単色では絶対に出ない色です
完成です
着色後オイルで仕上げてあります。
塗膜感は全くありません、オイルならでの柔らかい光沢があり
しっとりとした木の温かみがあります。
オイル仕上げは、拭き漆仕上げに比較的近いと思います。
漆仕上げは漆を7回位塗ります、工程を重ねるごとに艶と色の深み、透明感が増してきます。
オイル仕上げは、漆を3回位塗った感じです。
アンティークに仕上げるのは本当に難しい
木の種類、木の性質、いろいろな要素を考慮して一番ベストな方法を導き出す
おそらく正解は無いのだろうと思います。
修理前↓
修理後↓
修理前↑
小さな傷、欠けなどはありましたが、引出しの角などがしっかり立っていて
とても大切にお使いになっていたようです。
縁の部分は朴の木(ホウノキ)で出来ています。
今回はケヤキを使用して修理をしました。
全て削った状態です↑
朴の木(ホウノキ)の部分を塗装しました。
お納めさせて頂いた時の写真です
お母様が嫁いだ際、持っていらしたタンスだそうです。
直してまた末永く使って行きたいと思う気持ちに
お役に立てたことをうれしく思います。
当初置く部屋の模様替えも考えましたが、出来上がってきた
タンスの主張が「余計な事をしなくて良い!」とでも言う様で
現状のままでステキに収まりました。
予想以上の出来栄え 本当にありがとうございました。
又、配送の際の心配りも本当に心温まるものでした。
お客様の声です↑
こちらこそありがとうございました
修理前↓
京都の名門 宮崎平安堂の箪笥です
細かい細工が施されています。 古いものですがそのクオリティーは最高です。
修理後↓
桐たんすのとのこ仕上げは、そこそこのレベルで仕上げを行うのは
比較的簡単でキレイにもなりますが、ため息が出るほどの美しさを追求すると
かなりの技術が要求されます。
今回の修理は最初に制作された時よりも、クオリティーが高い物に
仕上げると言う目標を持って作業を行いました
細かい細工も忠実に再現しました。
職人としては非常にやりがいのある仕事でした。
納めた時の写真です↑
新しくよみがえり、又、これから50年使えると思うと楽しくなります。
ありがとうございました。
今、お願いしているタンスも宜しくお願い致します。
お客様の声です↑
うれしいことに納めた時に、もう1棹修理の依頼を受けました
もちろん宮崎平安堂の箪笥です
職人の魂に火がつく仕事です
修理前↓ 修理後↓
焼き仕上げ(ねず)は焼いた後、白いとのこを塗って仕上げます。
焼き仕上げ(ねず)はモノトーンでモダンな雰囲気に仕上がります。
洋室にもマッチします。
お手紙を頂きました
有難うございました
お客様のお宅に私の師匠の故田沢謙介氏の制作した箪笥が有りました。
総無垢胴丸と言う形で非常に高価なものです。
意外な所で出会うことが出来ました。