修理前↓
桐たんすの下台(一番下の引き出しの部分)のみを
モダンな桐たんすに直します。
修理後↓
台輪を取り外し、脚を作りました。
仕上げはトノコ仕上げに汚れが付かないように特殊加工を施してあります。
金具はモダンなステンレス製の掘り込み引手を取り付けました。
鍵穴は埋めました。
お客様の声です↓
- 仕上げ方法 | トノコ仕上げ(表面特殊加工)
- 金具 | 取り換え
〒131-0043 東京都墨田区立花5-9-5テクネットすみだ4F
修理前↓
桐たんすの下台(一番下の引き出しの部分)のみを
モダンな桐たんすに直します。
修理後↓
台輪を取り外し、脚を作りました。
仕上げはトノコ仕上げに汚れが付かないように特殊加工を施してあります。
金具はモダンなステンレス製の掘り込み引手を取り付けました。
鍵穴は埋めました。
お客様の声です↓
修理前↓
修理後↓
お納めした時の写真です↓
お客様の声です↓
「祖父母の時代からの桐たんすで大事に思っていましたが、痛みもあり
使用頻度は少なくなっていました。今回家をリノベーションするにあたり
建築士の方から玄関からリビングに抜ける場所の目立つ場所に
置いたらどうかという提案で”顔”となるよう桐たんすを修復しました。
焼き仕上げの目がはっきり出た部分や、金具を黒にしたので和モダンな
印象になり満足しています。又、痛みなどの修復、扉にマグネットが
ついたところなど大変うれしく思います。」
若い世代のご夫婦のご依頼でした。
古い物でも大切に使っていきたい
そんな気持ちに少しでもお役に立てて
良かったともいます。
祖父母に対する愛情、家族のつながりを強く感じることが
出来た仕事でした。
修理前↓
通常の桐たんすの削り直しですと、板割れは木をを埋めて直しますので
このように無数に割れが発生していると、膨大な時間と手間がかかります
それに古い材料の部分と新しい材料の部分がはっきり出てしまうので
仕上がりがあまり良くありません。普通の削り直し屋さんですと、お断りするか
かなりの追加料金が発生すると思われます。
今回は一度ばらしてから組直す方法で修理を行いました。
この方法ですと、痛み具合に関係なく一通りの修復作業を行えます
痛み具合で、料金が変わらない理由がここにあります。
これはたんすの底の部分です
墨で書いてあるのは、たんすの名称と金額らしきものです→
(木も一部朽ち果てています)
今回の修理方法は、完全にバラバラにしてから始めました↓
ばらした後 接着部分をカンナの機械にかけて平らにします。↓
ばらした板を接着剤でくっつけて一枚の大きな板にします↓
こうして、板を一枚一枚直して行きます。↑
直した板を今度は組んでたんすに戻して行きます。↓
あとは、表面を削って色を付けて完成です
「あえて古さを残す」は修理前のイメージに近づけて、完全に修復する方法です。
金具はサンドブラスト後 黒の焼き付けて直してあります↓
納めた時の写真です↓
「古いたんすだったので、うまく直せるか心配でしたが、基礎構造部もしっかり直していただき、金具・表面の塗り直しも想像以上のいい仕上がりとなり満足しております。本当にありがとうございました。」
大変よろこんで頂きました。
今回は2棹目の修復でしたが、もう1棹修復の依頼を頂きました
有難うございます。
修理前↓
60年ほど前の扉が付いた衣装たんすです
修理後↓
一番上(上台)と一番下(下台)を組み合わせてチェストにしました。
納めた時の写真です↓
赤ちゃんかわいい!
お客様の声です↓
「想像以上の仕上がりに感動しております。およそ60年前の母の嫁入り道具のタンスが新しく生まれ変わりました。これから先、50年、100年先まで伝えていきたいと思います。心より感謝いたします。」
ご主人様の干支が辰とあって、龍の金具を付けました。
ちなみに私も同い年で辰です。^^↑
修理前↓
仕上がりの色を大変気にいって頂きました。有難うございました。
修理前↓
本体は拭き漆、前は朱の漆が施されています
修理後↓
全体を焼き仕上げ(ねず)で仕上げました
納めた時の写真です↓
わんちゃんと一緒に写真を撮りました
お客様の声です↓
かなり傷みが激しく細かい傷などは無数にありました。
傷を完全に直してしまうと綺麗になり過ぎてしまい
味わいが無くなってしまう可能性があります。
引き出しの出し入れ、扉の開閉
桐たんすとしての気密性などは完全に修復し、
表面の風合いは古いイメージを残した修復を行いました。
修復後↓
金具も錆を落とし、焼き付け塗装を行っています。
納めた時の写真です↓
とても喜んで頂きました
お客様の声↓
修理前↓
修理後↓
お家を建て替える期間、約半年ほどお預かり致しました。
お部屋の雰囲気にも合っています。
お客様の声↓
仕上げの色を大変気に入って頂きました。 ありがとうございました。
修理前↓
修理後↓
納めた時の写真です↓
お客様のお宅はとてもモダンなお部屋です。
大型テレビを設置すると、高さ、雰囲気がベストマッチでした。
この桐たんすは、お母様が使っていたもだそうです
それを娘さん夫婦が、使うにあたってテレビボードに改造しました。
お客様の声です↓
作業途中のたんすです↓
補強のために天板を取り付けています。
台輪も新しいものに作り直しました。
修理前↓
修理後↓
引出の中にカビが生えています↓
薬品処理でカビを除去しました↓
お客様の声です↓
こちらこそありがとうございました。
内地の引き締まったよく木目の通ったとても良い材料でした。
お父様の愛情を感じることが出来るたんすでした。
修理前 ↓
修理後 ↓
一つのたんすを横並びに置けるチェストに改造しました。
高さを合わせてあります。
三ッ重ねの一番上の部分ライティングビューローに改造しました。
取手は木製(クルミ)です
納めたときの写真です
お客様の声です ↑
打ち合わせに使用した制作図面です ↑
亡くなられたお母様の使われていた桐たんすだそうです。
何回も図面等で打ち合わせを行いご納得頂けるものになったと思います。
お母様の大切にしていた桐たんすを、ご自身のライフスタイルに合わせて修復をして
これからも使い続けたいと言うお気持ちに少しでもお役にたてたことをうれしく思います。
詳しい作業工程はこちらのブログに記載してあります。
修理前↓ 修理後↓
K様からお預かりした民芸箪笥です。
今回は、なるべ く雰囲気を変えずに直して欲しいとのご依頼です。
お引き取り前の写真です↑
納めたときの写真です↓
お客様の声↓
こちらこそありがとうございました
詳しい制作工程です
修理前の写真と修理後を写真で比べますとあまり変わってい無いように見えますが
今回はあえて変わらない様に修理をしました。
、
雰囲気を変えずに修理を行うのは大きく分けて2通りあります。
、
1,表面は削らずに汚れをよく落としオイルやウレタンで仕上げる方法
2,表面を完全に削り、修理前の雰囲気に着色してオイルやウレタンで仕上げる方法
、
通常は1,の方法を選択します。今回も1,の方法で修理を行う予定で作業を進めて
いたのですが、思った以上に痛みが激しいため途中で2,の方法に切り替えました。
、
この箪笥は約70年前から80年前に制作されたものです。
痛みが激しい理由は、複数の素材が使用されていた為だと思います。
引き出しは桐で出来ていますが、本体が桐、杉、ケヤキ、黒柿が使われていました。
おそらくそれぞれの材の収縮率が異なるために歪みが出たのだと思います。
約一世紀前に作られたものです。傷んでいて当然です。
ばらせる所はばらばらにしてから組み直します。
背中の板、引き出しの底板は割れが入っているので
一度ばらしてから、板の状態で直してから組み直します。
クランプでしっかりと固定します
表面材に黒柿が使われています。
黒柿はとてもきれいな模様が入っています。
今では良材はほとんど無く、希少価値があります。
一度剥がしてから、張り直しました。
全て削った状態です いわゆるスッピンです
オイルを塗って仕上げていきます↑
この箪笥は金具がすばらしいものでした
もちろん金具の修理も行います
黒で塗装してしまうのは簡単できれいになりますが
きれいに成り過ぎてしまう為、味が無くなってしまいます。
そこでいかにも錆が出ているように塗装をします。
まずはサンドブラストで古い塗装を全て落とし
特別に作ってもらった錆色の塗料を塗ります。
焼き付け後 黒の塗料を塗って焼き付けます
こんな感じです
黒単色では絶対に出ない色です
完成です
着色後オイルで仕上げてあります。
塗膜感は全くありません、オイルならでの柔らかい光沢があり
しっとりとした木の温かみがあります。
オイル仕上げは、拭き漆仕上げに比較的近いと思います。
漆仕上げは漆を7回位塗ります、工程を重ねるごとに艶と色の深み、透明感が増してきます。
オイル仕上げは、漆を3回位塗った感じです。
アンティークに仕上げるのは本当に難しい
木の種類、木の性質、いろいろな要素を考慮して一番ベストな方法を導き出す
おそらく正解は無いのだろうと思います。
修理前↓
修理後↓
修理前↑
小さな傷、欠けなどはありましたが、引出しの角などがしっかり立っていて
とても大切にお使いになっていたようです。
縁の部分は朴の木(ホウノキ)で出来ています。
今回はケヤキを使用して修理をしました。
全て削った状態です↑
朴の木(ホウノキ)の部分を塗装しました。
お納めさせて頂いた時の写真です
お母様が嫁いだ際、持っていらしたタンスだそうです。
直してまた末永く使って行きたいと思う気持ちに
お役に立てたことをうれしく思います。
当初置く部屋の模様替えも考えましたが、出来上がってきた
タンスの主張が「余計な事をしなくて良い!」とでも言う様で
現状のままでステキに収まりました。
予想以上の出来栄え 本当にありがとうございました。
又、配送の際の心配りも本当に心温まるものでした。
お客様の声です↑
こちらこそありがとうございました
修理前↓
京都の名門 宮崎平安堂の箪笥です
細かい細工が施されています。 古いものですがそのクオリティーは最高です。
修理後↓
桐たんすのとのこ仕上げは、そこそこのレベルで仕上げを行うのは
比較的簡単でキレイにもなりますが、ため息が出るほどの美しさを追求すると
かなりの技術が要求されます。
今回の修理は最初に制作された時よりも、クオリティーが高い物に
仕上げると言う目標を持って作業を行いました
細かい細工も忠実に再現しました。
職人としては非常にやりがいのある仕事でした。
納めた時の写真です↑
新しくよみがえり、又、これから50年使えると思うと楽しくなります。
ありがとうございました。
今、お願いしているタンスも宜しくお願い致します。
お客様の声です↑
うれしいことに納めた時に、もう1棹修理の依頼を受けました
もちろん宮崎平安堂の箪笥です
職人の魂に火がつく仕事です
修理前↓ 修理後↓
焼き仕上げ(ねず)は焼いた後、白いとのこを塗って仕上げます。
焼き仕上げ(ねず)はモノトーンでモダンな雰囲気に仕上がります。
洋室にもマッチします。
お手紙を頂きました
有難うございました
お客様のお宅に私の師匠の故田沢謙介氏の制作した箪笥が有りました。
総無垢胴丸と言う形で非常に高価なものです。
意外な所で出会うことが出来ました。