修理前↓ 修理後↓
お納めさせて頂いた時の写真です
ありがとうございました
- 仕上げ方法 | とのこ仕上げ
- 金具 | 修理
- サイズ | 94x40x162
〒131-0043 東京都墨田区立花5-9-5テクネットすみだ4F
桐たんすではありませんが、引出しの内部が桐製です
引出し内部にカビが生えています
通常桐はかなり湿気がある場合のみカビが生えますが、お客様のお宅はそんなに湿気がある環境では有りませんでした。
いろいろと検証した結果 底板に問題がありました
これは底板の断面です。
桐たんすの底板は無垢材をしようしますが、この底板は
突き板(紙の様に薄くスライスされたもの)が貼ってありました。
そのため空気の通りが遮断されて湿気が溜まってしまったと思われます。
底板を全て張り替えました。
無垢材を使用しています↑
このように桐たんす以外の箪笥でのカビのご相談を大変多く頂きます。
箪笥内部に「桐」と表示が有る為桐たんすと思われている方も多くいますが
桐たんすではありません。
今回は、底板を取り換えることでカビ処理が出来ましたが
ベニヤ板に桐の突き板を貼ってある場合は修理が出来ない場合が多いです
特に洋服たんすのカビは修理が難しいです。
修理前↓ 修理後↓
焼き仕上げ(黄)は部屋の色が白、アイボリー系の部屋にはベストマッチです。
主人さまに代わって私が写真に入りました
お客様の声です。
”大変きれいになり満足しています
扉の開閉、引出しの出し入れもスムーズになりました
ありがとうございました。”
奥行きを42センチから35センチに小さくしました
画像をクリックすると拡大します↓
修理前↓ 修理後↓
奥行きを42センチから35センチに変更しました
背中の板は上下がつながってる板を使用しています
金具は指定金具に取り換えました(モダンな雰囲気になりました)
納めさせて頂いた時の写真です。
お客様の声↓
K様はインターネットで桐たんすの修理を行う業者を
いろいろ調べた結果、弊社にご依頼頂いたとお話されていました。
本当にありがたいと思いました。
ありがとうございました。
余談ですが、写真のワンちゃんがとても可愛くていい子でした。
詳しい制作工程はこちら↓
ねこちゃんのひっかき傷が有ります。 爪とぎにはちょうどいいのかもしれません。
まずは本体の加工から始めます
大型の丸のこぎりで正面を切断します。
カンナで正面を削ります
本体の奥行きを小さくするためのこぎりで切断します
背中の板を制作するため同じ丸太から切り出した板を使用します
耳を落として一枚の板に仕上げていきます
一枚の板を上下に切り分けて使用します
次は引出しの加工です
まずはばらします
後ろ側のホゾを作り直します
正面を削ります
全て削り終わりました
ガスバーナーで焼きます
ススを落としてとのこを塗って完成です
画像をクリック修理前↓ 修理後↓
扉の内側からお盆までカビが生えています
扉の裏です↑
お盆の内側もカビが生えています。右の写真は薬品処理をしてキレイにしました。
完全にカビが除去されました。
扉の中央の杢板の部分です
金具はメッキ直しをしました
修理前↓ 修理後↓
引き戸の中に柄を制作しました
背板の割れは新しい木を埋めて直してあります
本体には桟(さん)を取り付け強度を増しています。また引出しの出し入れが
よりスムーズになります。
お納めにお伺いした時の写真です
お手紙を頂きました↓
詳しい制作工程はこちら↓
修理前↑ 修理後↑
金具は新品を付けました
板が割れている部分は新しい木で埋めてあります。
本体の補強のため桟(さん)を取り付けました(引出しの出し入れが良くなります)
作業工程の詳細はこちら↓
↑ 引出しの裏側に割れが入っています。
↑ 割れている部分を取り除きます
↑ ぴったりと木を埋め込みます
↑ 本体の裏の板を木釘でとめ直します
↑ これは引出しを閉めた時にすき間があいている場合、本体を加工して木を埋めるようにします。そのほうが接着剤の接地面積が増え、圧倒的に強度が出ます。
↑ 木を埋めています。
はみ出した接着剤をブラシで取っています。
↑ 本体を削っています。
↑ トノコを塗ります
↑ カルナバロウで磨きあげます
完成です